
こんにちは、不動産投資家のMASA(@2103ou_masuke)です。
サラリーマンでは徐々に手取り額が減っていく中、起業する人が今後増えていくと思います。
しかし、いざ起業しようとすると大きな不安を抱えるものです。
そこで起業して成功するために必要なマインドセットを解説していきたいと思います。
僕自身は飲食店を約5年間経営して、黒字経営のままスタッフに売却した経験を持っています。
その他さまざまな業種で様々な経営者を見てきましたし、経営については本でもたくさん勉強しました。
サラリーマンの方でも役立つ内容になっておりますので、ぜひ最後までご覧ください。
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【起業の成功に必要なマインドセット①】何のための事業か?
事業は金儲けを一番に考え、金儲けのために行うのではなく、楽しく誠実に一生懸命になれることをやるための事業であるべきです。
ディズニーランドの生みの親、ウォルト・ディズニーは、次のように言っています。
『私は、事業のために映画を作っているのではなく、映画を作るために事業をしている』
他の多くの賢人たちも同じことを言っています。
『金儲けを一番に考えた人(ビジネス)は、失敗する。』
これは根拠なく言っていることではありません。
ビジネスというのは、どれだけの人をどれだけ喜ばせられるかということです。
人を喜ばすことのない事業で成功はありえません。
ビジネスを考えるうえで最も重要なことは、どうやったら多くのお金を儲けられるかではなく、どうやったら多くの人をより喜ばせられるか。
このように考える方が、遠回りのように見えて、実はより早くより確実に成功に近づけるでしょう。
【起業の成功に必要なマインドセット②】意義・目的の重要性
起業に限らず何かを始める時は、「what何を・howどのように・whyなぜ」の3つの要素を考える必要があります。
ほとんどの人は、何をどのようにやるかは理解してますが、意外にも「なぜやるのか」を理解している人は少ないように思います。
whyは意義・目的であり、最も重要なものです。
しかしなぜ理解していない人が多いのか。
それはwhyは目的であるため、利益とは関係ないからです。
だから多くの人はwhatからスタートしてしまいます。
しかし、優れた人はwhyからスタートします。
例えば、アップルが自分たちの会社について説明しました。
①私たちは、素晴らしいコンピューターを作っています。ファッショナブルなデザイン、操作はシンプルで使いやすい。お一ついかがですか?
②私たちは、世界を変えられると信じています。そして常に既存の考え方とは違う考え方をします。世界を変えるために美しいデザインかつ機能性に優れた製品を世に送り出そうと努力するうちに、このような製品ができあがりました。お一ついかがですか?
さて、上記①と②、どちらが購入意欲をそそられるか考えてほしいと思います。
さらに「なぜ」を伝えることはプライドやブランド力を強くしてくれます。
今から起業して行う事業について、なぜそれをやるのかを始める前によく考えてみてください。
【起業の成功に必要なマインドセット③】目的と目標と手段
世の中の会社には、目的と目標が矛盾している会社がとても多いように思います。
僕がいた会社も、いつも矛盾してることを要求されました。
営業会社によくあるのが、「お客様第一主義」「お客様を幸せにする」などと言いながら、目の前の数字のことばかり言われるパターン。
そして、明らかにこちらの会社都合で、お客様に迷惑かけるようなことになっても、上司は数字のためならOKとなります。
矛盾だけではなく、そもそも目的と目標と手段を理解できていない会社や人も多いですが、ビジネスをするうえで、この区分理解は必須です。
【目的】
成し遂げようと目指す事柄、最終的に到達すべきこと。
【目標】
意図している事柄を達成するために設けた目当て、具体的に達するべきこと。
【手段】
目標に達するために、とるべき具体的な方法。
そして、大事なのは、
目的→達成できない
目標→達成できる
手段→達成できない
ことを理解することにあります。
目的とは、最初の例にもあるように、よく社訓などになるものです。
「お客様を幸せにする」これが目的だとしたら、これは達成や到達できるものではないですよね。
永久に終わりなく突き詰められるものです。
目標は、この目的を数値化したものと考えるとわかりやすいかもしれません。
100人の人に買ってもらうより1,000人の人に買ってもらった方が、1,000人の人を幸せにしたことになります。
しかし、この買ってもらって売り上げを上げるという行為自体が注目されるようになると、冒頭にあるように矛盾したり、間違った方向にいってしまうことになります。
数値化されているので、目標は達成できるものになります。
そして手段は、この目標を達成するための方法ですね。
これも永遠に改善をしていくものですから、到達することはありえません。
この3つの中で、最も忘れてはいけないことは「目的」です。
そもそも会社はこの目的の為に存在しているわけですから。
ありがちで怖いのは、目的を見失ってしまうこと、目的と目標を勘違いしてしまうことです。
「社員を幸せにする」が目的なのに、会社の利益(目標)のためにすぐにリストラする行為なども矛盾していますよね。
そして興味深いのが、上層部ほどこの矛盾を犯してしまうことです。
もしあなたが起業するならば、従業員に矛盾を押し付けていないかを常に考える必要があります。
【起業の成功に必要なマインドセット④】悲観と楽観
起業する際には、自分がオーナー社長になれることが嬉しく、舞い上がってしまい楽観的に物事を考えてしまいがちですが、ビジネスではネガティブな計画が必要です。
ネガティブな計画とは、最悪な想定を常に考え、何が起きても対応できる計画のことです。
しかし、新しいビジネス・新しい市場・新しいことに挑戦する際にはポジティブな想像力が不可欠です。
むかし、靴のセールスマンがアフリカに行って原住民たちに靴を売ろうとしましたが、原住民たちには靴を履く習慣がなく、靴がいっこうに売れないため、すぐに撤退してしまいました。
その後に行った別のセールスマンは、ここは靴が売れる未開の宝庫だというポジティブな見方をして、根気よくセールスに努め、やがて原住民たちの間に靴をはく習慣が広まり、素晴らしい商いをするようになりました。
あなたは後者のような想像力を働かせることができますか?
多くの人は、まずネガティブな想像力を働かせ、なぜそれができないのかという理由ばかりを考えてしまいます。
周りによくいませんか?不景気だから無理、人が少ないから無理、商品が悪いから無理、などとできない理由ばかり言っている人。
自分が考えてやろうとしていることに自信があるならば、少々うまくいかなくても根気強くやることで道は開かれるはずです。
もしどうしてもうまくいかない場合は、そもそも自分の考えていることが、世の中のニーズにマッチしていないのです。
それがわかるだけでもいいじゃないですか。
ポジティブな想像力を使ってイメージし、根気強く続けることができる人だけが、新しいビジネスチャンスを掴むことができるのだと思います。
悲観的に準備して、楽観的に遂行し、根気強く継続することが重要です。
【起業の成功に必要なマインドセット⑤】変化に対応する
変化に対応できるものだけが生き残る。
まさにコロナによって、それが顕著に表れました。
コロナ禍の状況は、一生に一度あるかないかぐらいの出来事だと思います。
そしてコロナは、当然来るであろう未来を早めてくれたとも言えます。
大きな変化が起こるということは、大きなチャンスが待っているということです。
ただし、そのチャンスを掴めるのは、この変化に対応できたものだけです。
変化に対応できれば、この大ピンチをチャンスに変えることもできます。
上手くいっている時でも、変化を止めてはいけません。
現状維持は衰退という認識で、変化をし続けましょう。
友人との共同経営はおすすめしません!
独立する人からよく聞く言葉・・「友達(知人)と一緒に会社を立ち上げる」
友人や知り合いと一緒に仕事をする、特に経営をするというのは、相当なリスクを伴います。
結論を先に言うと、9割ほどの確率でうまくいかないでしょう。
売上や利益に関してはうまくいったとしてもです。
なぜうまくいかないのか。
それは、友人関係と仕事をやると、友人関係では起こりえなかった感情が芽生えるからです。
そしてその原因は、ビジネスでの関係になると相手に期待や願望を抱いてしまうことにあります。
ビジネスは遊びではありません、仕事ですから、友人関係では見過ごせたことも見過ごせなくなってしまうのです。
さらにぶつかった時には、もともと友人関係だったということが障害になります。
もともと赤の他人で上司・部下の関係がはっきりとしている状況では、言い争いになることはほとんどありません。
もちろん部下が上司に歯向かうことは簡単なことではないからです。
そしてお互いによっぽど精神年齢の高い大人な二人でない限り、結局は別々の道を歩むことになってしまうのです。
実は私も飲食店を始める時、複数の友人との共同経営を検討しました。
しかし実際に一人でやってみて、共同経営だったらうまくいかなかっただろうなと思う節が何回もありました。
そもそも友人と仕事をする必要があるでしょうか、さらに言えば、誰かと二人で会社を立ち上げる必要があるでしょうか?
誰かと一緒にしたいと思うのは、自分一人では成功する自信がないからです。
もしあなたが、誰かと起業したいと思ったのなら、それは思いとどまって、もう一度熟考すべきです。
絶対にとは言いませんが、最初にも言った通り、限りなく高い確率でうまくいかないでしょう。
仕事は最悪一人でもできる、といった感覚がないのであれば、起業するのはやめましょう。
まとめ
いかがでしたか?
経営者になるために必要なスキルや大切な考え方はたくさんありますが、とりあえず思いつく最重要の考え方を紹介してみました。
とはいえ、そう難しくは考えず、トライしてみて失敗しながら成長を遂げていく経営者もたくさんいます。
まずは一歩を踏み出す行動力と勇気が最も大事だと思いますので、失敗を恐れずチャレンジしていきましょう!